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CCEだより 2014年 Vol.1


新年を迎え、会員の皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと存じます。
3.11 大震災後、国際交流ボランティアグループにも、様々な影響が及んでいます。
今年もまた、事業継続のために会員の皆様のご協力をお願い致します。

今回の地球の子ども通信だよりは、これからの活動予定と昨年の活動報告を中心に
お知らせ致します。

シンガポールとの交流事業について


シンガポールとの交流は、1992 年から開始されました。現在、交流を続けているセントアンドリュース小学校との交流
は、2011 年から始まりました。校長の Mrs.Wong 校長先生との出会いは、1992 年にさかのぼります。CCE の目的を理解して頂き、長い間両国の子ども達の友情を育むために尽力して下さいました。
2011 年3 月11 日の東日本大震災の時は、全校生徒からの応援メッセージと義援金が送られてきました。その義援金
は、仙台でのホームステイプログラムの際学校訪問した仙台市立荒浜小学校、石巻の渡波小学校に届けました。翌年、
その感謝の意味を込めて、仙台の子ども達がシンガポールを訪問。その年の 12 月には、シンガポールの子ども達が仙
台を訪れ相互交流を図ることができました。
2014 年 CCE シンガポールとの招へいホームステイプログラムの要請に対し、Mrs.Wong 校長からは、福島原発の影
響を懸念し、シンガポールの子ども達を仙台に送ることはしばらくの間見合わせたいとの返事が届きました。しかし、日
本の子ども達をいつでも受け入れたいという希望を伝えてきました。
CCE のプログラムは、相互交流が理想であると考えてきましたが、当面仙台の子ども達が訪問するという交流の形に
変わらざるを得ない状況となりました。CCE としては、継続交流を行っていくことが大切だと考えるからです。福島原発問題がはやく解決し、更なる相互交流が展開できることを願っています。


これからの事業予定


平成 26 年は、2 月末にラオスの小・中学生、7 月には昨年に引き続きアメリカニューヨーク州立大学学生との国際交
流招へい事業を予定しています。


★ 第44回国際交流事業
「ラオスの子ども達による仙台10日間ホームステイプログラム」
期間: 平成26年2月28日(金)〜3月9日(日)
参加者: ラオス・ユースユニオン 小・中学生 10名 引率者 2名
後援: 宮城県 仙台市 仙台市教育委員会 (公財)宮城県国際化協会 (公財)仙台国際交流協会 (以上予定)
助成: (公財)未来の東北博覧会記念国際交流基金

★ 第45回国際交流事業
「ニューヨーク州立大学学生と日本の子ども達との文化交流会2014」
期間: 平成26年7月23日(水)〜7月28日(日)
参加者: ニューヨーク州立大学ブロックポート校 学生 7名 引率者 2名
後援: 宮城県 仙台市 仙台市教育委員会 (公財)宮城県国際化協会
助成: (公財)仙台国際交流協会 (以上予定)

詳細の予定はこちら


ホストファミリー募集中(終了しました)

二つの事業のホストファミリーを募集しています。年々ホストファミリーを引き受ける方が少なくなっている状況です。子ども達の世界を拡げるためにも、ホストファミリーの役割は新しい世界を知る貴重なものです。多くの方々に、是非引き受けて頂きたいと思います。希望者は、別紙申込み用紙にご記入の上、事務局まで郵送、FAX、メールにて申し込んで下さい。
合わせて、事業の手伝い希望者を募っています。パーティの料理・配膳、学校訪問や松島見学の付き添い、雪体
験参加・スキー講師などです。協力して下さる方は、事務局にご連絡下さい。


〜阿部さん、ありがとうございます〜
今年のニューヨーク州立大学学生のプログラムのひとつは、被災地南三陸町訪問が計画されています。長年にわ
たってCCEにりんご、野菜などを提供して下さっている志津川の阿部さんのご協力で昨年同様実施致します。さん
さん館(古い小学校を宿泊施設に改築したホテル)宿泊の予定を計画しています。
昨年は、阿部さんから津波当時の話を聞いたり、又被災現場を訪れました。学生達は、その状況の悲惨さに大変
ショックを受けていました。又、阿部さんの畑での農業体験(じゃがいも掘り、桃狩り)は大変楽しいひと時となったよ
うです。今年の訪問も、実り多いものになることを期待しています。


2013 年事業終了報告


★ 第42回国際交流事業
「日本の子ども達によるシンガポールホームステイプログラム」(平成25年8月16日〜8月24日)
★ 第43回国際交流事業
「ニューヨーク州立大学学生と日本の子ども達との文化交流会」(平成25年7月31日〜8 月5日)

昨年、上記の事業が無事終了致しました。第42回事業は、シンガポール・セントアンドリュースジュニアスクール
(Mrs.Wong 校長先生)との継続交流として行いました。
又、第 43 回事業は、ニューヨーク州立大学学生との初めての交流事業となりました。来仙した大学生と教授達は、仙
台でのホームステイ体験がとても有意義だったと話していました。日本が大好きになり、帰国の際浴衣姿で飛行機に乗
り自宅に帰った女子学生もいました。

事業の詳細は、別紙事業報告書をお読み下さい。


★テーマ「いつまでも友達-国を越えて-」 芳賀会長講演
2013 年6月5日(土)、震災の爪痕が残る風景の七ヶ浜国際村にて、七ヶ浜国際交流協会主催の講演会が行われました。参加者は七ヶ浜国際交流協会から20名、CCE6名。
CCE 活動の 22 年間における体験から得た様々なエピソードを交えて、これからの子ども達のための国際交流をどう考えていくのか、特にグループの継続的交流事業を図るための企画案や経済的自立についてなど、大切な話し合いの場となりました。


★『せんだい地球フェスタ2013』出展
2013年9月15日(日)仙台国際センターにて「せんだい地球フェスタ2013」(主催:せんだい地球フェスタ2013実行委員会)が行われました。
このフェスタは、仙台市内の国際交流団体が各々の活動内容を一般の人々に広く知ってもらうと同時に、国際交流団体同士の横のつながりを持ち、協力し合う関係を深めるためのものです。 地球の子ども通信では、活動紹介とともに CCE オリジナルハガキ、無農薬野菜などのバザーを行いました。
当日は、理事の他に CCE メンバーの今野耕嗣君(高1)、鈴木風子さん(中3)、増山大祐君(中3)が参加し、搬入から撤去まで一日中手伝ってくれました。年々お手伝いをしてくれる人が少なくなっているのが現状ですが、3 人ものメンバーの若者が集まってくれたことに感謝の一日でした。彼らも、良い体験が出来たと思います。

うれしいニュース
2006 年の 15 周年記念事 業に参加した香港 SIS の Tan Yan Qin さん(当時 5 年生)と寺嶋ホストファミリーが、昨年東京で再会したそうです。事業終了後も、このように交流が長く続いていることは、とてもうれしいことです。

うれしいニュース Part2
震災後、毎年ホストファミリーの鈴木さん宅を訪れている香港 SIS出身の奥村さん親子(娘さん二人が CCEホームステイ事業に参加)が、今年も夏に来仙するそうです。


事業資金確保について


●心と体にやさしい新鮮野菜バザール 定期販売!!
被災後の農家の方々への、ささやかな支援 資金活動の一環として年間を通し季節の野菜、果物、花などのチャリティ販売を行っています。会員の皆様をはじめ、会員以外の方も定期的に購入し、協力頂いております。これからは、更に購入者を増やしていきたいと考えています。 りんご、野菜、お米、味噌、豆腐はどれもおいしく、安心して食べられる品々です。一迫の佐藤さんの野菜の数々は、自然農法、有機農法から作られた見事な味です。南三陸町の阿部さんのりんごはとても好評で、毎年楽しみに待っています。スーパーマーケットでは手に入らない、おいしいものです。鳴子の渡辺さんの人参は、雪の下から掘り出されます。お米は、田尻の大友さんからの提供です。丸森ひっぽの太田さんの味噌は、無農薬栽培の豆と米で作られていて、黒豆、緑豆、玄米味噌などどれもおいしいです。又、豆腐は、群馬県赤城山のきれいな水を使って作られている、とてもおいしいものです。
まだ購入したことがない方も、是非お試し下さい。ご希望の方、事務局までご連絡下さい。

バザー品目
★野菜(低農薬 白菜・ねぎなど) 南三陸町入谷の阿部さんと入谷サン直売所 毎年りんご収穫の時期に合せて、野菜も届けて頂いておりましたが、
りんごの季節に関係なく毎月2回、野菜が届くことになりました
★野菜(自然農法・無農薬無肥料 アスパラ菜・大根・など) 栗原市一迫の佐藤さん 毎週水曜日
★野菜(無農薬 人参、カブなど) 鳴子の渡辺さん
★米(低農薬) 大崎市の大友さん 毎月
★味噌(無農薬大豆、米を使用 玄米・黒豆・緑豆味噌) 丸森ひっぽの太田さん 常時
★豆腐(木綿豆腐、ざる豆腐、厚揚げ、がんも) 群馬県「赤城豆腐すみれ屋」 月2回
★3月後半から花バザーも行います。

●"ラオスのストール(品質の良いシルク100%パシュミナとシルク混紡)と小物"バザール も、引き続き行っています。このバザールは、ラオスの子ども達支援の一環とし、又ラオスと日本の子ども達の交流事業資金調達を目的に行っています。 シルク100%、パシュミナとシルク混紡。肌触りが良く、季節を問わず、女性にも男性にも使用できます。現在、新しいデザイン、色の素敵なストールが、たくさん入荷しています。かわいいポーチもあります。贈り物にも最高。ラッピングも致します。興味のある方には、メールにて写真カタログをお送りしています。また、仙台市内近郊にお住まのご希望の方には、直接お伺いして見て頂くこともできます。ご希望の方は、是非事務局までご連絡下さい。




広告協賛・協力金のお願い(終了しました)


第44回国際交流事業実施に向けて、広告協賛並びに協力金のお願いをしております。広告協賛は、「文化交流会」
の当日プログラムに掲載致します。社会状況が厳しい折、子ども達のための交流事業成功のために、是非皆様のご協
力をよろしくお願い申し上げます。
広告協賛について: 広告枠5千円(4.5cm×8.9cm),1万(4.5cm×17.8cm),2万円(9.7cm×17.8cm)
(広告原稿は、こちらで作成することもできます。事務局までご連絡下さい)

協力金について: 一口1,000円(何口でも可) *振込み先は、後記の会費納入先と同じです。

会費納入について


平成25年度会費未納の方は、下記口座宛にお振込み下さいます様お願い申し上げます。年々会費を納める方が
減少しております。会費は、会を運営するための大切な資金の一部です。CCE だより発行費、郵送代などに当てられま
す。ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

<振込み先>
・七十七銀行 将監支店 普通口座 5229006 地球の子ども通信 代表 芳賀節子
・郵便局 口座番号 02280‐8-32067 地球の子ども通信

編集後記


ニューヨーク州立大学の二十才の女子学生のホストファミリーを引き受けた。二人とも日本の家庭生活(食事、入浴、買い物など)の一つひとつを真剣に受け止めていた姿に好感が持てた。が、一人の女子学生の服装にビックリ!豊満なバストを強調するものばかりで、目のやり場に困ってしまうほど。聞けばアメリカでは珍しくないとのことだが・・・。
服装は、その人となりを表す大切なものと考えている私にとっては理解しがたいことだった。国民性の違いなのか?年代の相違か?それとも私の頭が固すぎるのか?異文化理解は難しい!

(稲村)

昨年8月、シンガポールホームステイ事業に参加した。今回は、小学生と共に小学生の時ホームステイプログラムを体験した中、高、大学生4名が参加した。
セントアンドリューススクールのMrs.Wong校長先生は、参加者の年齢に合せて小学校に加えジュニアカレッジ訪問を計画して下さった。22年にわたるCCE芳賀会長とMrs.Wong先生との信頼関係によって成された内容となった。しかしながら、小学生の参加が少ないことは残念だった。年々、ホームステイプログラムに参加する子どもが少なくなっている。小学生もスポーツで忙しいというのが理由の一つだ。小学生にこそ、スポーツだけでなくもっと色々な世界を体験して欲しいと思う。

(小林)



発行/地球の子ども通信(CCE)
発行日/平成26年1月13日
掲載日/平成26年6月9日
追記/平成26年6月9日
発行人/芳賀 節子



お問い合わせ先

地球の子ども通信 事務局
〒981-3213
宮城県仙台市泉区南中山1-24-5
TEL:022-376-5382

南三陸町入谷童子下行政区
TEL:0226-46-6854

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